箏と十七弦による
百花譜 −春、夏、秋、冬−
HYAKKAFU
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作曲年
1983年
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委嘱者
岩堀敬子
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構 成
箏・十七弦
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時 間
15分
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出版楽譜
無し
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解 説
岩堀敬子さんのリサイタルの為に書いた曲で、1983年1月20日に京都で初演されました。春、夏、秋、冬、の四つの部分から成りますが、全体は切れ目なく演奏されます。百花繚乱に始まる春の部分は箏と十七弦の変拍子を含んだ音達のせめぎあいに、めくるめく色彩を求め、夏に移ります。この曲の場合の夏と、後に出てくる冬は私の中の特定の情景によって書かれております。以前、私の家に一本の泰山木がありましたが、そのボッタリと肉厚い、大きな白い花が、蒸し暑い夏の夕ぐれの中で、けだるいような芳香を漂よわせ、眩い夏とは違った、もう一つの夏を私に語ってくれました。この夏は、そのもう一つの夏です。日本人にとって秋は、格別音楽的、絵画的な季節のように私には思えます。虫の声々も紅葉の錦も我々にとっては、心の琴線を震わす、音楽であり、絵画でもあるのです。そしてここではその日本的な秋の美を求めます。そして冬は、─過ぎた情景が私の中に浮かびます。その時、庭に寒椿が咲いていました、羽毛のような雪が、その白さと軽やかさで、むしろ暖かささえ装いながら、濃い緑の葉と、紅い花びらに降り積もっていきました。一面の白い世界の中で、僅かにのぞいた深紅は生命の強さを叫ぶように燃えていました。1983年作曲。[作曲者]
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収録媒体
沢井忠夫 作品集1 讃歌 (MISH-0011)
沢井忠夫自作自演集1 讃歌 (KYCH-2010)
沢井忠夫アンソロジー 凛 沢井忠夫ー作品集3 (MISH-0005)
沢井忠夫 書 「箏」